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-CONCEPT- OLD記事

府中市美術館 Fuchu Art Museum

 

〒183-0001 東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内 042(336)3371 (代)

京王線東府中駅から徒歩15分。京王線府中駅から武蔵小金井駅由樹(一本木経由)「天神町二丁目」下車すぐ。

JR武蔵小金井駅から府中駅行(一本木経由)バスで「一本木」下車すぐ。

府中駅と武蔵小金井駅を往復する学園通り経由バスで「天神町幼稚園前」下車徒歩5分。近くに臨時駐車場もあります。

 

http://www.art.city.fuchu.tokyo.jp/

 

府中市美術館公開制作

しのはら  うし

篠原  有司男

ピラニアと格闘する前衛アーティスト

―作品展示、パフォーマンス、ワークショップ    

 

200169()722()

ただし、6月18日~7月6日と毎週月曜は休館になります。観覧無料。

作品展示         69()722()

午前10時~午後5時 市民ギャラリー、公開制作室

 

制作日             712日(木)、13日(金)、14日(土)、15()

午後11時~午後5時 公開制作室ほか

ワークショップ みんなでつくる「ドリンク・モア」(要予約) 714日(土)午後14

公開実演「ボクシング・ペインティング」 715日(日)午後1時から

   

ニューヨークからあの男がやってくる。

 篠原有司男は、戦後日本の前衛美術を代表する作家の一人であり、今もニューヨークで精力的な制作活動を続けています。  1950年代後半の「アクション・ペインティング」から、「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」結成を経て、「反芸術」の旗手、「ポップ・アート」の開拓者として、美術界に新風をもたらし、60年代美術に大きな足跡を残しました。1969年の渡米以降も次々とエネルギッシュな作品を発表してきました。

 府中市美術館では、世界的にも有名な「ボクシング・ペインティング」の実演や、60年代の代表作の一つである「ドリンク・モア」をワークショップで再制作するほか、「コカコーラ・プラン」や、アクリル絵具等による 150 号キャンバスの制作を予定しています。また、80年代から90年代にかけての絵画・レリーフ・彫刻を約10点を、市民ギャラリーにて展示いたします。戦後美術を開拓してきた作家の制作と作品展示を通じ、格闘する芸術家の前衛精神とは何かを問いかけます。

 

ワークショップ参加者募集

みんなでつくる

「ドリンク・モア」

714日(土)

午後14

定員 10

(要予約)

 

 キャンバスから、コーラのビンを握った手がニュウっと突き出すユニークな作品「ドリンク・モア」。最初の制作は1963年。篠原さんといっしょにボトルをもちよって、あなたの「ドリンク・モア」をつくってみませんか。

中学生以上/費用3000円(材料費)/作品はお持ち返りできます/お申込みは、72日(月)まで(当日消印有効)に、往復はがき(11枚)に、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、返信用あて名を書いて、美術館「ドリンク・モア」係へ/定員10名をこえたときは抽選

 

ボクシングペインティングの意味

             篠原有司男

 1959年ぼくは或る雑誌の注文(グラビア)のため裏庭のコンクリー卜の塀にケント紙を15枚はり付け、シャツをぬいで手に巻きつけ、ボクジューにたっぷり吸い込ませると紙をそれでヒットしました。そのボクシングペインティングは、大変重要なアートであることにぼくが気がついたのはズーっと後のことです。

 アーティスト(Creator)とそれを鑑賞する側との間には基本的違いがあります。アーティストは、自分のアートを、それができた時点で、良いか悪いか、判断出来ません。制作とは、真暗闇のドークツを手さぐりではいづり廻っている様なものです。初期のボクシングぺインティングでは、ヒットされた紙は破れ、捨てられ、写真の記録しか残りません。アクションそのものが純粋で重要なのです。

 ボクシングペインティングでは、画面上の構図とか、スミの色のニュアンスとかは重要ではありません。インク(スミ)の爆発が、白いキャンバスを右から左に向って埋めつくして行くだけです。制作の終りは、キャンバスの良さによります。10mとか30mとか1キロメーター、でも出来るでせう、それ程長ければ、世界最長の絵画だとギネスブックに乗るでせう。

 

 

公開実演

「ボクシング・ペインティング」

墨汁たっぷりのグローブが炸裂!

7月15日(日) 午後1時から 創作テラスにて(雨天決行)

 

 真夏の美術舘の前庭で約10mのキャンバスに、篠原有司男が挑みます。国内はもとより、ウィーン、リヨン、プサンなど各地の美術館でも行ってきました。この機会に、お見のがしなきようご来館ください。

 

篠原有司男(前衛画家&彫刻家)しのはらうしお

1932年 東京都生まれ/1952年東京芸術大学美術学部油絵科入学(57年に中退)/1955年第7回読売アンデパンダン展(以後、5763に毎回出品)/1960年第1回「ネオ・ダダイズム・オルガナイザー」展/1966年「現代美術の新世代」展(東京国立近代美術館)/1968年 自伝『前衛の道』出版/1969年ロックフェラー三世奨学金により渡米/1975年 「日本現代美術の展望」展(西武美術館)/1986年「前衛芸術の日本19101970」展(ボンピドゥ・センター、パリ)/1992年「篠原有司男展」(広鳥市現代美術館、徳島県立近代美術館、ハラミュージアムアークほか巡回)

 

ピラニヤと格闘する前衛アーティスト 出品作品集

主催 府中市美術館 協力:ギャラリー山口 ・ 共栄繊維株式会社

 

 


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