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-CONCEPT- OLD記事

ひたむきなベラボウさ                岡本太郎  

【前衛の道】発刊にあたり

1984年 個展にて

 

とにかく痛快な男

 彼の大味とクソ馬力は、小味ばかりが通用する現代において、大変魅力的である。

篠原は自分の仕事をイミテーション・アートと名づけている。

「独創なんかできっこない。そんならイミテーションでいこう。毒皿だ!」

と彼はどなる。

とにかく若者たちが、アンチ絵画をカンバンに出てきたはずなのに、たちまちパターンの中にチョコン とおさまってしまう。

「芸術でございます。」  としなをつくっている。

その卑しさを逆手にとり、皮肉に使い分けて奮闘している篠原はまさに英雄だ。

 アクション・ポップ・サイケとめまぐるしく変る美術界の層を、シャニムに駆けぬける彼のベラボウさは私はかう。

 

 


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