画廊
57th Street
Edgar Degas エドガー・ドガ展
Barbara Mathes バーバラ・マセス画廊 41 East 57th Street 12月4日まで
Edgar Degas (エドガー・ドガ)は一生を通じて、たつた1点しか有名な本当のバレリーナのスカートを着た彫刻を展示した事しかなかつた。しかしながら、彼の晩年に眼が悪くなつたので絵が描けなくなつたが故に必死で彫刻を作り、死後150点のワツクスを使つた彫刻が発見された。
この中から74点がブロンズの彫像され、2点の馬を除いて9点の眼を見張る、しつとりとした女性像が、選び抜かれた白黒のドローイングと供に展示されて入る。
これらの展示されている会場を眺めながら、見て行くと不思議な魅力をもつたダンスし、風呂に入つている女性、また馬の場合では駆け足、後ろ足で立つているのがみられる。
Chealsea チェルシー
John Currin ジョン・カリン展
Andrea Rosen Gallery アンドレア・ローゼン画廊 525 West 24th Street 12月4日迄
John Currin(ジョン・カリン)展には8点の絵画が展示され、明解に、絵の具を使つた肉体の運動を見てとれる。彼はアカデミツクな絵画に対して奮闘している。彼が描くイメージはどうしても気味の悪い、不思議な作品であるが、そのコビネーシヨンより洗練されたものとなる。
このショーの絵は従前の絵ような“でかパイ”の裸婦でなく、グレープフルーツ大で、ウエストのしまつた、長足の細めの裸婦の絵である。彼は、まるで全ての絵が恐ろしく、悪魔のように思える風にわざと描いているかの何の関係も、方向性も持たないかのオールドマスターの絵を軽く、横目で睨む混合物である。
これからも、予断を許さない、注目すべき作家の1人である。