• N
  • TCg^c
  • vCoV[|V[
  • [
-CONCEPT-OLD記事

フルクサス Fluxus


・フルクサスとは
1960年代の初めころから、NYを中心に、欧米各地で行われたハプニングあるいはイヴェントといった「行為」を表現形式とするグループ。

・フルクサスという用語
フルクサスという用語はジョージ・マチューナスが1961年にNYのA/Gギャラリーでの講演において初めて用いたものである。流動や変転を意味するこの言葉は、様式というよりは、ある精神状態を表している。

・フルクサスの目的
フルクサスのアーティストにとって社会目標の達成が芸術的な達成よりも優位に立っていた。模範的芸術と社会生活を動揺させることが主な目的であった。

・フルクサスの活動
フルクサスの活動はイヴェント(ゲリラ・シアター、ストリート・ショウ、電子音楽コンサートなど)を中心に、メイル・アート(郵便をもちいた芸術)などが行われた。フルクサスの作品は一貫性に欠けるとされているが、その因習を破壊しようとする活動は、後のコンセプチュアル・アートやパフォーマンス・アートに多大な影響を与えた。
パイクのモーマンとの共作であるテレビ・チェロなども、フルクサスの活動である。

・イヴェントとハプニング
ハプニングとイヴェントの区分けは、言葉の意味からは大差がないが、フルクサスがヴェント的形式を強めたのは、50年代後半におけるケージやカプローらのハプニングという形式とは違う意味合いを込めようとしたからで、ハプニングの偶然性、演劇的性格からすれば、イヴェントはより日常的な行為の意味に近い。

・フルクサスのメンバー
ヨーゼフ・ボイス、ジョージ・マチューナス、ナム・ジュン・パイク、シャルロット・モーマン、ヨーコ・オノなどである。日本人では小野洋子の他に、靉嘔、塩見允枝子らがいた。



Copyright (C) 1999-2010 New-York-Art.com All rights reserved.