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-CONCEPT- OLD記事

グラフィティー展

Garffiti

6/30ー9/3,2006

The Brooklyn Museum

 

グラフィティー絵画ブームの火付け役となったアート・ディーラー、シドニー・ジャニス(Sidney Janis) は、1999年にブルックリンミュージアムに作品を寄贈した。本展は,その作品を元に構成されたもの。

Kwame Monroe aka Bear, American, 20th Century deceased

Poverty

1984

Spray paint on canvas

81 X 71 in.

Gift of Carroll Janis and Conrad Janis

Image Courtesy of Brooklyn Museum

Melvin Samuels Jr., aka NOC, American, b. 1961

Untitled

Spray paint on canvas

78 X 96.5 in.

Gift of Carroll Janis and Conrad Janis

Image Courtesy of Brooklyn Museum

グラフィティーはヒップホップカルチャーとして語られるが、本展での作品は、ほとんどがキャンバスに描かれている。これらは、いまだヒップホップカルチャーの一部であり得るのだろうか。ヒップホップが自発的なものであり、カルチャーにまで発展した事実に対し、本展でのグラフィティーが、画商に先導された絵画であったようにも思えてならない。グラフィティー作家としてストリートで有名だったバスキア(Jan-Michel Basquiat)はアートとしての絵画を制作することに成功したが、本展での作家たちは、アートの文脈に無理矢理持ってこられたという感じがし、様々な疑問も感じた。例えば,アンダーグラウンドからメジャーなアートワールドへのデビューは彼らにとって歓迎すべき出来事だったのだろうか。そして、彼らの落書きという反社会的な行為が、 社会的、資本主義的行為に移行した意義は何だったのだろうか。ストリートと同じことをスタジオで、しかもキャンバスの上で行った様に思えるのだが、そのことに違和感はなかったのだろうか、等等。

Fred Brathwaite, aka Fab 5 Freddy (American, b. 1959)

Mr. Potato Head

1983

Spray Enamel on Canvas

72 x 96 in.

Gift of Schorr Family

しかし、グラフィティーが、 仮にアート・ディーラーによって作り出されたブームだとしても、アートワールドに起きた現象として興味深い。本展では、一点だけ、地下鉄のドアに描かれた作品の展示があるが、もしこれらの作家たちの作品がまだストリートに存在するのなら、フレスコや、モザイクなどの壁画のように壁をはがして美術館に持ち込んでほしいものだ。 そうした発掘作業は行われているのだろうか。

Michael Tracy aka Tracy 168

Subway Door 1

Spray paint on metal door, 2 sides

74 X 20.5 in.

Gift of Carroll Janis and Conrad Janis

Image Courtesy of Brooklyn Museum

ギャラリーの中央には、 展示スペースのかなりの部分を占有し、落書きコーナーが設けられている。そこでは、大人から子供まで自由に落書きが楽しめるようになっているが、重要なスペースが作品展示にあてられていない様にも感じられた。何かアートワールドでのグラフィフィーの位置、つまり進行形、あるいは、定義途中のもの、を暗示するかのようだ。(S. Yoshida)

Kwame Monroe aka Bear, American, 20th century, deceased

Buxom

Spray paint on canvas

74 X 131 in.

Gift of Carroll Janis and Conrad Janis

 

 

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