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-CONCEPT- OLD記事

P.S.1 Contemporary Art Center

P.S.1 現代アートセンター

 

P.S.1 入り口

©S.Yoshida

 

 


住所   22-25 Jackson Ave. at 46th Ave.

       Long Island City, New York 11101

電話   (212) 718-784-2084

URL   http://www.ps1.org

~    12:00P.M~6:00P.M.

一般       任意


 展覧会名  

メキシコシティー展

Mexico City: An Exhibition about Exchnage Rates of Bodies and Values

6/30~9、2002

木~月:12:00pm~6:00pm

ドネーション$5、(学生、シニア:$2)

 

 

 

Carlos Amorales

We In Flames: Performance at PS1

Courtesy of the artist

 

Malanie Smith

Photo for Spiral City I 
2002

Courtesy of the artist and Galeria OMR, Mexico City

                        グッゲンハイム美術館でのブラジル展など、このところニューヨークでは第三世界のアートへの関心が高まっている。前回アフリカ現代美術展を開催したP.S.1では、メキシコシティーと題するグループ展が始まった。参加したのは、17人のいずれもメキシコシティー生まれか、その土地をベースに活動するアーティスト達。報道写真家であったEnrique Metinidesの写真と、ポーランドで生まれメキシコシティーで活躍し、そのアンチアート・パフォーマンスでメキシコ現代アーティストに影響を与えたMarcos Kurtycz(1996年没)の作品も同時に展示された。

 

Enrique Metinides
Overturned bus in front of railroad track with crowd staring
ed.15
Courtesy of the artist

 

                        ”肉体とその価値の為替相場”という展覧会サブタイトルがアーティスト達の社会的、政治的なアプローチを伝えるように、作品のテーマは非常に重い。たとえば、Metinidesの写真は、事故や事件の現場光景を淡々と追い、メキシコの辛い社会的側面を直接的に写し出す。その背景には、開発が激しく進む中、貧困と富みの差がますます開くメキシコシティーの現状がある。

 

Daniela Rossell  
from the "Rich & Famous" series
1998-2002

Courtesy of the artist and Greene Naftali, New York

                        Daniela Rossell の写真は、派手な衣装を身にまとい、豪奢な装飾品に囲まれた典型的な金持ちの子女たちをとらえる。誘拐発性率が世界的にも非常に高いメキシコシティーでは、裕福な人々にとっての肉体は防備されるべき、あるいは、高価な身の代金に換えられるべき対象だ。逆に非常にセクシャルで安っぽくみえる少女達のイメージは、誘拐犯の間の手から常にボデーガードされる彼女たちの真価についての疑問を提示する。

 

Francis Alys

Sleepers, 2001

Courtesy of the artist and Lisson Gallery, London

Ivan Edeza
....of business and pleasure 
2000

Courtesy of the artist

                        Rossell の少女たちと好対照なのがFrancis Alysがとらえる路上生活者。日雇い労働者、ホームレス、また売春婦など、貧困の中、骨身をけずり生活する人々にとって、肉体とは生きるための消費物だ。消費の対象だからといえ、その価値は決して下がるものではない。きわめつけは、Ivan Edezaの映像。闇市から入手したという原住民狩りのシーンを公開し、(もちろんこの会場入り口には、観覧者達ヘの精神的なショックを考慮し、断り書きがつけられている)偏見、差別意識を痛烈に批判する。

 

Gabriel Kuri  
Tree with Chewing Gum
 1999

Courtesy of the artist and Kurimanzutto Gallery, Mexico City

Pedro Reyes
Capula
2002

Courtesy of the artist

                        Gabriel Kuriのチューイングガムだらけの木の幹を捕らえたユーモラスな写真もある。P.S.1一階カフェに展示されたPedro Reyesのカラフルなプラスチック製品によるインスタレーションには、子供が戯れ、その光景にほっとさせられた。しかし、その作品でさえ囚人達がショっピングバッグを作るためにつかう材料でできていると知るとどうだろう。

                        メキシコシティー展がつたえるものは、混沌とした社会状況か、その中で生きる人々のたくましさか。いずれにせよ、メキシコからのアーティスト達のメッセージは、ニューヨーカー達へインパクトをもって伝えられるはずだ。

 

                        この他、P.S.1では、ギリシャ人アーティストGeorge HadjimichalisのSeven Works展、Painting Report展など、様々な展覧会が同時開催されている。また、夏の恒例となった、今年第五回目をむかえるミュージックフェスティバル、Warm Upも開催中。その一貫として入り口ゲート入ってすぐの中庭は、若手建築家William E. Massieによってデザインされている。中央のプールには、子供達が水遊びをし、NYのあつい夏に涼感を運ぶ。

Yoko Yamazaki)

 

Hadjimichalis: Seven Works展会場
©
S.Yoshida

 

Painting Report展会場風景
 Al Held

©
S.Yoshida

 

P.S.1  中庭: ゲート側より
©
S.Yoshida

 

P.S.1  中庭: P.S.1側より

©S.Yoshida

P.S.1  中庭にて: William E. Massie

©S.Yoshida


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